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昭和54年(1979年)に久我美術研究展示館の名称で創設された当館は、うすれ日、放牧三馬等を描いた洋画家、坂本繁二郎画伯(昭和31年に文化勲章受賞)を世に送り出した人として知られる、故・久我五千男氏の私設美術館として建てられました。
坂本繁二郎作品・九州古陶器・キリシタン美術資料・須恵焼などのコレクションを展示をするために、久我氏は、キリシタン資料中の「羊型石版」の材質が須恵町産のカンラン岩であること。須恵焼の収集を行っていたこと。美しい山と湧き水があることなどの条件を満たした当地に研究展示館を建設しました。久我氏は昭和59年8月6日に急逝され、ご遺族のご厚意により敷地・建物・記念資料を須恵町に寄贈いただき昭和61年8月6日に、須恵町立美術センター久我記念館と改称して現在に至っております。
緑に囲まれたこの美術館は、1階の展示コーナーでは、各種企画展を毎月開催し、2階では常設展示コーナーを設け筑前の名陶(磁器)「須恵焼」約100点を常時展示しています。
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